学生時代の慌てた思い出
- 2023.02.10
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今から17年も前の事ですが、当時介護の専門学生だった私は、普段原付バイクを主な移動手段にしていました。 それは、ちょうど地元の某介護施設で連日介護実習に奮闘していた時の事です。その時は、時期的に2月中旬の寒冷真っ只中で、地元では例年に比べて雪が多く降り積もった年でした。 そして、その日も朝から夕方までみっちり介護実習を終えた私は、帰宅しようと介護施設の駐輪場へ行くと、どうやら昼間に一時的な雪が降ったようで私の原付バイクに所々雪が積もっていました。 早く帰宅したかった私は、手早く原付バイクのチェーンロックに積もった雪を手で払い、ロックを解除しようと鍵を回しました。すると、鍵がポキっと真っ二つに折れてしまい、まさかのチェーンロックが解除できなくなってしまいました。どうやら、昼間一時的に降り積もった雪の影響でチェーンロックの鍵穴が凍結してしまい、鍵穴が回らない事態になっていたようです。 困った私は、とりあえず介護施設のスタッフさんに声を掛け、事情を話した上で、「一旦歩いて自宅に帰宅し、スペアキーと潤滑油を取ってくるのでそれまで駐輪場に原付バイクを置かせてほしい」とお願いした所、ちょうど帰宅する所だったスタッフさんが「俺のバイクの後ろでよければ家まで連れて行ってあげるよ。それでまた施設まで送るから」と救いの手を差しのべて下さり、思わぬ幸運で難を乗り越える事ができました。 世の中にはこんな親切な方がいるんだな、と感動した私は、後にその介護施設へ就職する事になり、数年勤務した中で、私を助けて下さったスタッフさんとは実習生と指導者という立場から、仲の良い先輩と後輩という立場へ変わりました。そして、その先輩とは、私が退職して以降も時々連絡を取っており、その時の恩と感動は私にとって今でも思い出深いエピソードです。
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